

【ストーリー】 人生にとって大切なものを見つけた夫婦の物語
裕福な家庭に生まれ育った真知寿は絵を描くのが大好きで、将来画家になる夢を持っていた。しかし両親が突然自殺し、一人ぼっちに。青年に成長した真知寿は、バイトで貯めたお金で美術学校に通っていた。そんな彼の前に美しい理解者が現れる…。同じ工場で働く幸子と結婚した真知寿は、彼女の手を借りながらますます芸術にのめり込んでいく。中年になった真知寿は来る日も来る日も創作に励んでいたが、絵はまったく売れなかった。
売れない画家の夫と、彼を支え励ます妻の物語。若い頃の夫婦を柳憂怜と麻生久美子が、その後をビートたけしと樋口可南子が演じている。夢を追いかける夫のそばで、あくまで普通の感覚を失わず、夫のダメぶりも含めて丸ごと愛する妻の姿は、大きな安心感を与えてくれると同時に、「中年になってもこんな夫婦でいられたら」と思わせてくれるだろう。いつも真剣だけれどユーモラスに映ってしまう夫婦のカタチは、理想の中年カップルの姿なのかもしれない。北野映画では珍しい“幸福感”漂う作品には違いないが、いたる所に“孤独感”が漂うのもまた事実。

【監督】
北野武

【出演】
ビートたけし 樋口可南子 柳優怜 麻生久美子 中尾彬

【配給】
東京テアトル、オフィス北野


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